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ベトナム ハノイ滞在記 その2:ベトナムの教育制度

コラム2024.09.12

ベトナム ハノイ滞在記 その2:ベトナムの教育制度

配信開始2回目のお題はベトナムの教育制度についてです。

ベトナムの教育制度は、日本といくつかの点で異なります。
ベトナムのすべての公立学校(幼稚園~大学)では9月から1月までが1学期、旧正月明けから5月末までが2学期となる2学期制を採用し、幼稚園(生後8か月~)・小学校5年制・中学校4年制・高校3年制となっています。

新学期の始まりにあたり、8月から学生たちはプレスクールに参加し、新しい教科書や文房具を準備して学校生活の開始準備を整えます。今年度から新しい教育プログラムが多くの公立学校で導入され教育水準が上がるのを期待されています。

しかし、学校数、生徒数の増加に反して、教師の不足が問題視されています。

また子供の数が増加をしていることもあり、学校数、教員数の不足により高校・大学進学テストにて過去合格できていたレベルと同等の生徒が、人数枠の関係で合格できず、進学をあきらめざるえない状況が発生しています。
公立を諦め、都市部の私立を選択するにしても費用面で大きな開きがあり、よほど収入に余裕のある家庭ではないと私立学校に通わせるのは難しいのが現状です。
都市部と地方農村部では教育の質、通学環境の違いなどもあり教育格差が経済格差の広がりを招く要因の一つと言われています。

下の写真は娘たちが通う幼稚園と小学校の開校式風景です。