ベトナム ハノイ滞在記 その10：ベトナムの法改正

ベトナム ハノイ滞在記 その10：ベトナムの法改正

ベトナムの法改正

ベトナムの経済急成長に伴い、様々な問題点に政府も着手しています。
その中で交通事情はこの国を訪れた他国の人からするとカオスに見えるでしょう。車とバイクの交通量、渋滞、信号無視、逆走、歩道をバイクが走り、優先も譲るもなく行ったもの勝ちのような暗黙のルール、大概の日本人がこの国での運転は不可能と話します。

 
そんな異常な交通事情に大きな転換期が訪れました。

2025年1月1日施行された道路交通法の大幅改正です。様々な違反が明確にされ、違反に対する処罰が大幅に変わりました。その中でも交通違反に対する罰金が大幅に引き上げられました。特に、飲酒運転、信号無視、ヘルメット未着用などの違反に対する罰金は以前の何倍に引き上げられました。
また運転免許にもポイントがあり違反に対して減点方式で一定の減点に達すると免許停止もしくは免許取消しになります。高額罰金に減点による免許の停止・取消しは、大金を出して免許を取得して車（バイク）を買った人からすると大きな痛手となります。

交通事情の酷い交差点や幹線道路、高速道路にはカメラが設置され交通違反の取り締まりが行われています。また歩行者の交通違反に対する罰金も許可されました。横断歩道や信号のある場所以外での横断や車両の通行を妨げるような行為が対象となるようです。

ベトナムの法改正から施行のスピードはとても迅速で、国民も対応するのが早いです。急激に交通ルールを守り始めています。とはいえ運転手の意識以外に交通量増加と交通インフラの整備が遅れていることも劣悪でもあり名物でもある交通事情の要因であることは間違いないです。

 
おまけの法改正、電子タバコ・加熱式タバコの国内持ち込み禁止及び国内での使用、販売の禁止が施行されました。ベトナムに入国する方は気をつけてください。没収、罰金の対象となります。

 
 
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