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ベトナム ハノイ滞在記 その6:バッチャン村のバッチャン焼き

コラム2024.11.19

ベトナム ハノイ滞在記 その6:バッチャン村のバッチャン焼き

ベトナムの伝統工芸バッチャン村のバッチャン焼きをご紹介

バッチャン焼きは、ベトナム北部ハノイ近郊のバッチャン村で伝統的に作られている陶器です。ハノイ近郊の村一つが陶芸の村になっており、窯元や販売場として多くの人がバッチャン焼きに携わっています。世界中の観光客をはじめ、ベトナム国内のベトナム人も買いにきます。

バッチャン焼きの歴史は古く、15世紀頃から続くと言われています。ベトナムの伝統と文化が息づいた美しい工芸品です。その素朴な質感、鮮やかな色彩、そして多様なデザインは、多くの人々を魅了しています。
また19世紀以前の陶器は希少性が高くコレクターにも人気があり高額での取引がされているそうです。

バッチャン焼きを通じてベトナムと日本の交流が深まったことはあまり知られていません。
江戸時代に安南焼として当時ブームだった茶道で重宝されたそうです。
また日本の独特のデザイン、色調、柄などがバッチャン焼きに影響を与え、両国での新しい作品へと繋がっていったそうです。
嘘か本当かは分かりませんが、バッチャン焼きが中国を経由して日本の九州に持ち込まれたのが伊万里焼の発祥と聞いたことがあります。

ベトナムを訪れる際には、ぜひバッチャン村に行って、見て、触れて、その魅力を体験してみてください。きっとお気に入りの陶器が見つかると思います。

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