監理団体とは? 技能実習生の受け入れにあたる役割
技能実習生を受け入れるにあたり、「コミュニケーション」はとても大きな要素となります。監理団体は、生活文化が異なる海外からの実習生に対し、入国後講習にて生活一般に関する知識を講習しますが、会社に行ってからは、実習生・実習先企業・監理団体、そして送出機関や教育機関とが連携し、それぞれ協力し合って取り組むことが非常に重要です。
例えば、企業様から以下のようなお声を頂いたことがございます。
・夜間に音楽がうるさい
・自転車を決められた場所に止められない
まさに生活文化の違いと言える内容です。
日本アジア青年交流協会では、様々な対策を行っておりますが、まずは「監理団体の役割や主な業務」を改めて以下にご紹介いたします。
監理団体とは?
監理団体とは、技能実習法に基づき、主務大臣(法務大臣又は厚生労働大臣)から許可を受けた非営利団体です。技能実習生の受け入れを希望する企業等の依頼に基づき、以下の業務を行います。
監理団体の主な業務
監理団体は、技能実習制度に基づき、技能実習生の適正な受け入れ及び監理を行う責任を負う非営利団体です。具体的には、以下の役割と主な業務を担っています。
1. 技能実習生の募集及び受け入れ
- ・技能実習計画の作成及び提出
- ・技能実習生の選考
- ・在留資格取得許可申請
2. 技能実習生の入国後講習
- ・入国後講習
(日本アジア青年交流協会では、ベトナムで運営する日本語教育センター「HT HANOI JVC」にて、入国前から一貫して教育を行っております) - ・健康管理
- ・銀行口座開設のサポート
- ・生活相談
3. 技能実習の実施
- ・技能評価試験の実施
- ・技能実習生の状況把握及び報告
4. 受入実習先に対する指導及び監査
技能実習計画の遵守状況の指導及び監査
技能実習生の適正な処遇状況の指導及び監査
これらの役割と主な業務を具体的に行うために、監理団体は以下の活動を行います。
技能実習計画の作成及び提出
技能実習計画は、技能実習生の適正な受け入れ及び監理を行うための基本的な計画です。監理団体は、技能実習生の希望、受入実習先の状況、技能実習制度の要件等を踏まえ、技能実習計画を作成します。
技能実習生の選考
監理団体は、応募者に対して面接、語学習得度チェック等を行い、技能実習生を選考します。
在留資格取得許可申請
監理団体は、選考された技能実習生について、在留資格取得許可申請を行います。
入国後講習
監理団体は、技能実習生が入国後、様々な講習を行います。
- 日本語講習
- 生活一般に関する知識
- 円滑な技能等の習得に資する知識
- 技術実習生の法的保護に必要な情報
健康管理
監理団体は、技能実習生の健康状態を把握し、必要な医療機関への受診等をサポートします。
銀行口座開設のサポート
監理団体は、技能実習生が銀行口座を開設するのをサポートします。
生活相談
監理団体は、技能実習生からの生活相談に応じ、必要な支援を行います。
技能評価試験の手配
監理団体は、技能実習生が習得した技能を評価するための試験を手配します。
技能実習生の状況把握及び報告
監理団体は、技能実習生の状況を定期的に外国人技能実習機構に報告します。
受入実習先に対する指導及び監査
監理団体は、受入実習先が技能実習計画を遵守しているかどうか、技能実習生を適正に処遇しているかどうか等について、指導及び監査を行います。
これらの活動を通じて、監理団体は技能実習生の適正な受け入れ及び監理を行い、技能実習制度の円滑な運営に貢献しています。
監理団体の選び方
技能実習生を受け入れるためには、企業が独自に受け入れるか、監理団体に依頼する必要があります。監理団体を選ぶ際には、以下の点に注意することが大切です。
報告業務
監理団体の報告業務は、技能実習制度において非常に重要です。監理団体は、技能実習生の状況や技能実習計画の進捗状況等について、外国人技能実習機構に定期的に報告する義務を負っています。適切な報告業務を行う監理団体を選ぶことは、技能実習制度を円滑に運営するために重要です。
書類の管理
書類の管理は非常に重要です。監理団体は、技能実習生に関する様々な書類を、実習先と連携して適切に管理します。
書類の管理が適切に行われていないと、次のような状況を把握できない為です。
技能実習生に関する情報の正確な把握、技能実習計画の遵守状況等の把握、トラブルが発生した際に必要な書類を迅速に提示できない、などが出来なくなってしまいます。
日本アジア青年交流協会では
日本アジア青年交流協会(JAY)の強みは、数多くありますが、
・創立40年を超える経験と実績
・日本語学校との連携
・法令遵守の巡回・監査
・きめ細やかな失踪対策
・登録支援機関として、特定技能もサポート 等
冒頭にふれた「コミュニケーション」についても、巡回監査チームによる定期訪問だけでなく、必要に応じてオンラインミーティング、現地日本語学校からのフォローなど、技能実習生と密なコミュニケーションを図れることも大きな特徴です。
技能実習生と実習先企業とのコミュニケーションを円滑化することや、技能実習生の悩みや不安等をヒアリングすることで、生活環境面でもサポート・面談を行い、何か問題がある場合、解決に向けた対策を講じます。またこれまでに起こったトラブル等をまとめ、何か起きた際にはすぐに確認が取れるようにすることで、より円滑なサポート体制を日々構築しています。
上記のように日本アジア青年交流協会(JAY)は、これまでの経験をもとに監理体制を充実させておりますので、技能実習生の採用をお考えの際は、安心してご相談下さいませ。
お気軽に日本アジア青年交流協会までお問合せください。
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