HT HANOI JVC 日本語教育センターの『テト』イベント！

1月31日、『テト』を前にセンター内の生徒、スタッフ全員でイベントを行いました！

イベント当日、クラス別に日本とベトナムの文化習慣の違いなどをまとめたものを発表したり、ダンスや歌（日本語）など授業後に生徒と担任講師が一丸となって練習をしてきたものを発表しあいました。

また、ベトナムでは５つの果物の盛り合わせを飾る（供物）習慣がある為、クラス別で用意した果物、飾りなどを生徒たちが試行錯誤しながら創作し、コンテストを行いました。

生徒、スタッフとも楽しい時間を過ごし、笑顔で終わる一年、そして笑顔で始まる一年を迎えます。

改めてベトナムの正月『テト(Tết)』をご紹介

ベトナムの正月は『テト』と呼ばれる太陰暦（旧暦）の1月１日になります。
中国では春節と言われる旧正月にあたり、太陰暦（月歴）を元にしているため、毎年『テト』の日が変わります。

『テト』の文化・習慣
年末年始の文化・習慣は非常に日本と似ています。
年末は家と家の周りを掃除し、新しい服や食材などを買いそろえて新年を迎える準備をします。
新年を迎えると、親族が集まり新年を祝い、お互いの家を訪問してお祝いをしながら数日間を過ごします。
お年玉の文化もあり、年長者をはじめ、お世話になった人、子供たちに配ります。
日本で言うお年賀（お歳暮）のような習慣もあり、お世話になった人、親族の家に訪問する際はお菓子やお酒などをもっていきます。
初詣もあり、近所のお寺や神社に参拝に行ったり、有名なお寺に参拝に行きます。
食文化として、『バインチュン』というもち米でつくられたものを用意し食します。

※バインチュン

『テト』期間の様子
数年前は年末年始（約２週間）は店舗もしまり国中の業務がほとんど止まっていましたが、現在では、少し店舗なども開け商売をしている人が出てきています。
またイオンモールなど、大型のショッピングモールなどはOPENしています。

多くの人が故郷に帰り『テト』を迎える為、もっとも人が移動をする時期で、そのため国中の交通機関が大混雑します。
家の中では家族、親族、友人、近所の人が集まり、料理とお酒でお祝いをしながらカラオケなどをして賑やかで楽しい時間を過ごします。

ベトナムという国自体が出稼ぎ文化があり、大都市や海外へ家族と離れ仕事をする人がたくさんおり、子供を祖父母や兄弟、親戚の人に預け夫婦で出稼ぎに行く人も多くいます。
『テト』とは『節』という意味で、普段は家族と離れていることが多いこともあり、再会と出発の日、一年の健康と幸福を祝う日として最も大切な日となっています。